思考停止の原因となる3つの思い込みと対策

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判断を誤ったときや、人から指摘されたときなど、「考えが浅かった」「思考停止していたかも」と後悔したことは誰しもあるでしょう。

今回は、そんな思考停止の原因となる3つの思い込みと対策について解説します。思考停止したくないという方はぜひ参考にしてください。

思考停止とは

対策するためには「そもそも思考停止とは何なのか」を理解する必要があります。そのためまずは、思考停止そのものの定義などについて考えていきましょう。

思考停止とは、思考が停止した状態のことを言います。

これだけでは身も蓋もないので、さらに考えたいのが「そもそも思考とはなにか?」ということです。

思考には、「合理的思考」と「自閉的思考」の2種類があるのですが、一般的に「思考」といった場合には「合理的思考」を指します。

  • 合理的思考:問題に直面したときにそれにふさわしい解決を目指すもの
  • 自閉的思考:とりとめのない気まぐれな連想によって生じる非現実的思考。空想

参考思考|コトバンク

思考=合理的思考と考えると、思考停止は「問題に直面したときにそれにふさわしい解決を目指せていないこと」と定義することができます。

それはつまりどういうことかと言うと、「誤った思い込みを判断の根拠としている」ということ。

問題に直面したときに、誤った根拠に基づいて判断をするから解決を目指せない。

目的地を設定して、いくらナビを見ながら進んでいても目印となる建物を見間違えてしまったら目的には辿り着けません。

なので、思考停止しないためには、判断の根拠として適切な情報を見分ける必要があるのです。

思考停止の原因となる3つの思い込み

というわけで続いて、思考停止の原因となりやすい3つの思い込みについて解説します。

つまりここで紹介する3つの思い込みとは、「判断の根拠とされやすいけど実は思い込み」というソースです。

科学的・客観的なデータ

数字やグラフなどを用いた、科学的・客観的なデータは特に判断の根拠とされやすい思い込みです。

特に数字は、定量的なデータを使って判断する、といった文脈で、判断の根拠とすることを推奨されるシーンも多いですよね。

しかし、そのデータがどのように集計されたものなのかによって、数字の扱いは全く異なります

また、どのような数値に基づいたグラフなのか、どのような比率で描かれたグラフなのかによっても印象が変わってしまうのです。

このことについては、「詐欺グラフ」で実際に検索してみていただいたほうが分かりやすいでしょう。

さらに、研究結果や論文などを根拠とした情報も一見信ぴょう性があるように思えますが、研究内容や論文の内容が定かでない限り、過程を恣意的に歪められている可能性もあります。

もしも研究内容がはっきりしていたとしても、「そもそもその研究は本当に行われたのか?」といったところも疑うべきかもしれません。

地位や肩書

地位や肩書を持つ人の発信する情報を、無意識に信じてしまう傾向のことを「権威性」と言います。

権威性の根拠となっているものもやはり思い込みです。

社長だから正しい判断を行えるとは限りませんし、医師だから正しい情報を持っているとも限りません。

また、そもそもその地位や肩書についてよく知らないのになんとなく信頼している、といったケースもしばしば見られます。

たとえば私は、プロフィールに「上級心理カウンセラー」と記載していますが、上級心理カウンセラーという資格を取るためにどんな勉強が必要なのかは、同じ資格を持っている人しかよく知らないはずです。

さらに言えば、その肩書を本当に持っているか分からない、という考え方もできますね。

常識や世間体

常識や世間体によって、無意識のうちに思考停止している部分は誰にでもあるはずです。

「みんなが言っていたから」「行列ができているからきっとおいしいのだろう」

行列ができているからおいしいに違いない、というのは、同調心理による思い込みです。

さらに、ある状況において自分の判断より周囲の人たちの判断を頼りにしてしまうという心理原則のことを、社会的証明と言います。

社会的証明……「自分の判断に自信が持てないとき」や、「自分と似た他者の行動に影響されたとき」などに、多くの人が選んだ判断を正しいものと感じる心理

常識や世間体は、特に家庭環境などによって形成される傾向が強いため、思考停止する原因がここにあると感じる方は下記記事も参考にしてみてください。

>>機能不全家族とは?13の特徴と3つの暗黙のルール

思考停止しないための対策

3つの思い込みを見ていただくと分かる通り、思考停止しないというのは非常に大変で、

「そんなこと言い出したら何も根拠になるものがないじゃないか」

と思われたかもしれません。

それが唯一の正解で、この世界には本当に根拠となる情報というものはありません。

思考停止しないということは、思考し続ける必要があるのです。

どこかで思考を止めたとき、それがどんな根拠を基にしていたとしても、思考停止したことには変わりありません。

思考停止しないためにできる対策は、思考し続けることのみ。

そして思考し続けるコツは、「自分で選ぶ」ということです。

人は、誰かや何かに責任を委ねたときに思考停止します。最後まで自分が責任を持つという覚悟を持っていれば、無責任に思考停止することはそうそうないはずです。

まとめ

思考停止の原因となる3つの思い込みと対策について解説しましたが、人はどこかで思考停止するものです。

思考停止したくない状況でしてしまうのは避けたいですが、反対に、あまり考える必要のないことを考えすぎるのも考えもの。

思考したいときにして、思考停止したいときにできるように、柔軟な思考を意識してみてくださいね。

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