メンタルケア心理専門士とは|資格概要から求人情報まで徹底調査

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メンタルケアカウンセラー・メンタルケア心理士の上位資格として存在する「メンタルケア心理専門士」について、その概要から資格取得方法、取得を目指すのにおすすめの講座や、さらに取得後の求人情報までを徹底的に調査してまとめます。

メンタルケア心理専門士講座を含む、たのまなの通信講座について確認したい方はこちらをどうぞ。

メンタルケア心理専門士とは

それでは早速、メンタルケア心理専門士という資格の概要について見ていきましょう。

メンタルケア心理専門士の概要

メンタルケア心理専門士は、文部科学省が後援する「こころ検定」の1級に当たる資格で、心理療法によるカウンセリング業務を遂行する能力や、コミュニケーションをよりよくするための知識・技能を持っていることを証明するものです。

メンタルケア心理専門士の取得を目指す講座では、「カウンセラーやメンタルケア相談室開業などのレベルの内容を習得」とあり、その内容は通信講座で学べるものとしては比較的上位のものと言ってよいでしょう。

その証拠に、平成29年度の平均合格率は14.6%とかなりの難関資格であることが伺えます。

ちなみにこころ検定とは、メンタルケア学術学会が主催する心理学に関する検定試験のことで、公式ホームページでは「自らの心への段階的な関わりを心理学に基づいた体系的な知識・技能を有するかを検定する試験」と主旨が明記されています。

参考:検定概要|こころ検定メンタルケア心理専門士®講座|たのまなメンタルケア|LEC東京リーガルマインド

メンタルケア心理専門士を取得するメリット

メンタルケア心理専門士を取得するメリットは、大まかに次の通りです。

メンタルケア心理専門士を取得するメリット
  • 心理学やカウンセリングに関する知識を深められる、また証明できる
  • 身近な人が心理・メンタルについて困ったときに手を差し伸べられる
  • 実技・口述試験があるので実践力や度胸が身につく

メンタルケア心理専門士と他の資格の違い

メンタルケア心理専門士と、その他の資格との違いについても見ておきましょう。

メンタルケア心理専門士とメンタルケア心理士の違い

メンタルケア心理専門士の下位資格に、メンタルケア心理士という資格があります。またさらにメンタルケア心理士の下位資格として、メンタルケアカウンセラーという資格もありますが、この3つの関係性は次の通りです。

  • メンタルケアカウンセラー……こころ検定3・4級対応(初級)
  • メンタルケア心理士……こころ検定2級対応(中級)
  • メンタルケア心理専門士……こころ検定1級対応(上級)

「取得するとしても2級(メンタルケア心理士)までで十分」という声もあるようですが、メンタルケア心理専門士には口述・実技試験があるため、それを目標として取得を目指すのもひとつの選択肢と言えるでしょう。

ただし学習内容はかなり専門的になるため、私生活や子育てなどで役立つ子どもとの向き合い方が知りたい、といった目的の場合は、2級までの取得でも十分かもしれません。

メンタルケア心理専門士と臨床心理士・公認心理師との違い

心理・メンタル系の資格として知名度が高いものと言えば、名前が挙がりやすいのは臨床心理士と公認心理師、そして認定心理士の3つではないでしょうか。

この3つとメンタルケア心理専門士の違いを簡単に比較すると、次のような関係にあります。

  • 臨床心理士……心理専門職の中でも歴史があり最も信頼が厚いスペシャリスト
  • 公認心理師……歴史は浅いが唯一の国家資格としてやはり一定の信頼感がある
  • 認定心理士……「心理学について勉強したこと」の証明であり、専門家ではない
  • メンタルケア心理専門士……心理学について一定の知識・技能があることの証明になる

臨床心理士と公認心理士が専門職として認められやすいのに対し、認定心理士はあくまでも「心理学について学んだ」という資格であり、メンタルケア心理専門士もどちらかというと認定心理士寄りの資格と言えるでしょう。

メンタルケア心理専門士になるには

続いて、メンタルケア心理専門士の資格取得のために必要な条件・費用などについて調査した内容を解説します。

資格取得には講座の受講or臨床心理士などの証明が必須

メンタルケア心理専門士の資格を認定しているメンタルケア学術学会によると、資格取得に必要な条件は次の通りです。

メンタルケア心理専門士の資格取得条件

【申請必須条件】文部科学省後援こころ検定1級合格者

申請必須条件を満たし、下記の1または2のいずれかの条件を満たしている者

  1. メンタルケア学術学会指定教育機関において、メンタルケア心理専門士(R)教育課程を修了した者
  2. ・臨床心理士の資格を保有している者
    ・メンタルケア学術学会が定める「学士・修士申請規定」を満たし、文部科学省の定める大学院心理隣接研究・専攻科修士で証明できる者

前項の「違い」でも触れた通り、2にあたる臨床心理士資格保有者などの場合は、はっきり言ってわざわざこの資格を目指すメリットはないでしょう。実質的な対象者は、1の指定講座受講者に限られる資格です。

参考:メンタルケア心理専門士(R)について|メンタルケア学術学会

メンタルケア心理専門士の資格取得におすすめの講座

メンタルケア心理専門士の資格取得を目指す講座は、ヒューマンアカデミーの通信講座・たのまなで提供されています。

メンタルケア心理専門士講座の詳細情報
  • 標準学習期間:6ヵ月(実践プログラム追加で9ヵ月)
  • 在籍期間:12ヵ月(同追加で18ヵ月)
  • 添削回数:8回(同追加で12回)
  • 教材発送:一括
  • 価格(税込):96000円(同追加で128000~131000円)

資格取得にかかる費用は最安で約11.5万円

メンタルケア心理専門士の資格取得には、最低でも次の費用が掛かります。

メンタルケア心理専門士の取得までにかかる費用
  • 講座受講費用:96000円(※)
  • こころ検定1級検定料:学科試験 8,000円、実技・口述試験 5,000円
  • メンタルケア心理専門士資格登録料:5600円

 合計 114600円

※なお講座受講費用に関しては最安額で見積もっています。カウンセリング実践プログラムを付けた場合、この金額にさらに3万円ほど追加となり、約14.5万円程度の費用が必要です。

メンタルケア心理専門士講座のメリット・デメリット

メンタルケア心理専門士の資格取得を目指して、通信講座を選択した場合のメリットやデメリットについてまとめます。

自分のペースで学べる&添削課題で勉強しやすい

これはメンタルケア心理専門士に限らず、通信講座全般に言えることですが、やはり自分のペースで勉強しやすいというのは大きなメリットです。

また、基本的には自分のペースで勉強できる一方で、添削課題があるため双方向にやりとりしながら学びを深めることもできます。

自分のペースで学べるのも、添削課題があるのも、通信講座としてはもはや当たり前ですが、ある意味オーソドックスな作りで安心感があるとも言えるかもしれません。

カウンセリングの基本スキルから幅広い技法まで学べる

カウンセリングの初期に行うインテーク面接から、その後信頼を築いていくためのラポール形式の仕方といった基本スキルを学べるのに加えて、さまざまなカウンセリング技法を学ぶことができます。

交流分析・論理療法・内観療法といったカウンセリングの手法を学べるほか、各種セラピーなども網羅されています。

学べるかどうかは自分のやる気次第。人によって対応に差も……?

実際にメンタルケア心理専門士講座を受講した人の口コミ(公式ページ参照)によると、自分のペースで学べる通信講座だからこそ、きちんと学習した内容を身にできるかどうかは自分のやる気次第、というコメントがいくつか見られました。

またもう一点、添削課題や質問への回答が担当者によってまちまちなようで、そこへ頼りすぎないように、という意味でも自分次第と言うことができそうです。

メンタルケア心理専門士の求人情報

最後に、メンタルケア心理専門士の取得が、就職面などで役立つかどうかを調べます。

一部ではあるが求人アリ。ただし高収入は期待できない

2020年1月現在、実際に求人を探してみたところ、応募資格の欄に「メンタルケア心理専門士などの~」と明記されている案件を見つけることができました。

しかし、時給1100~1300円と専門性が高いわりに給与は低く、はっきり言ってわざわざこのためにメンタルケア心理専門士を取得するのはどうだろう、というレベルです。

ただ、臨床心理士や公認心理師などの比較的時間とお金のかかる資格なしで実務経験を積める、という時点で、実績に繋がるという意味では決して無駄ではないでしょう。

目的によっては、十分ありと言えます。

他業務のサポートとしてなら十二分に効果を発揮できそう

上記の例や、こころ検定の検定活用例を見てみると分かる通り、メンタルケア心理専門士(こころ検定1級)まで取得したとしても、検定側もそれを専門とした業務を見据えているわけではなく、あくまでも他業務のサポートを想定しているようです。

だからこそ、認定心理士と同じように「得意分野の証明」として使う分には、十二分に効果を発揮できると言えるでしょう。

単体で活かすのではなく、マネジメントスキルやユーザーカスタマー能力に繋げるために検討してみるのもひとつの手と言えそうです。

参考:合格者の声・検定の活用例|こころ検定

独立開業を目指すなら実務経験or自己トレーニングは必須

なお、心理カウンセラーなどとして独立開業を目指す分には、メンタルケア心理専門士でも問題ありません。

ただしこれは、そもそも心理カウンセラーとして名乗ったり開業するのに資格が求められないためで、「独立開業しても十分やっていけるだけの実力が身につく」という証明ではないため要注意です。

その他の講座も含め、実際に通信講座を受けてみると分かりますが、信頼性よりも自分自身の自信の問題として、実践経験において通信講座はやはり限界があります。

それは、実践プログラムや実技・口述試験が用意されていると言っても同様で、独立開業を目指すなら資格取得以後に勉強し続けるという意思が大前提として必要です。

まとめ

以上が、メンタルケア心理専門士という資格の概要です。

正直なところ、調べてみて実際に求人情報があることには少し驚きました。心理・メンタル系の資格は基本的に知名度が低いこともあり臨床心理士か公認心理師しか専門職にはつきづらく、かろうじて産業カウンセラーがその次に来るかな、という印象だったためです。

2020年時点ではまだわずかではありますが、ストレスケアなどが企業に浸透すれば今後さらに増えていくことも予想されます。

本格的に心理カウンセリング業務に取り組むならば、やはり臨床心理士・公認心理師・産業カウンセラーなどを目指した方が確実ですが、その一歩手前としてメンタルケア心理専門士は一定の効果を果たせるかもしれません。

とはいえ合格率14.6%の難関資格ですので、よほどの理由がない限りはメンタルケア心理士(平均合格率54.2%)の取得で十分な気もします。

メンタルケア心理士については、下記記事も参考にしてください。

また、その他の資格も含め、ヒューマンアカデミーの通信講座「たのまな」で心理系講座の受講を検討している方は、ぜひ下記からチェックしてみてください。

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