二人きりで会話が続かないときの3つのテクニック【実際に使えた話題も紹介】

この記事は約9分で読めます。
 沈黙が怖いけど話題が見つからない
「つまらない人」と思われたくない
話の盛り上げ方が分からない
気の利いた返し方が分からない
自分から話すのが苦手

この記事では、上記のような「二人きりでの会話が続かない」という苦手意識やコンプレックスを抱える方へ向けて3つの対処法をご紹介します。

ひとつでも当てはまる人は、ぜひ最後までご覧になってみてください。きっと次回から、二人きりでの会話に対する苦手意識が減ると思いますよ。

二人きりで会話が続かないのはどうして?

そもそも、二人きりになると会話が続かなくなってしまうのはなぜなのでしょうか。

質問されても言葉が出てこない。恥ずかしくて答えたくない

話の中でふいに質問されたとき、なんとなく答えは浮かんでいるんだけど、うまく答えられない……。

なんとなく頭に浮かんだこの答えがもし間違いだったら、的外れだったらと思うと恥ずかしくて下手なことを言えない。そうして悩んでいるうちに沈黙が長くなって、気まずい空気になってしまう。そんな風に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

二人きりで話すような話題が出てこない

もうひとつ会話が続かない理由としてはよくあるのが、いざ二人きりになったとき、どんな話題について話せばいいのかわからないというパターンです。

変な話題を振って相手を困らせてしまったらどうしよう。失礼に思われたら。答えづらい話題もあるかもしれない。無神経だと思われないだろうか。踏み込んだことを聞いていい関係性なのだろうか、などなど。

会話が続かないと悩む人は、人一倍気を使ってしまっているのかもしれません。

失敗や偏見を恐れている

言葉が出てこない、話題が出てこない、このどちらにも共通しているのは、「変なことを言ってしまったらどうしよう」「変な話題を振ってしまったらどうしよう」という失敗に対する恐れの感情です。

そのため会話が続かないと悩んでいる人は、意識的か無意識的かは関係なく、対人関係やコミュニケーションそのものにトラウマを抱えている可能性があります。皆さんも心当たりあるのではないでしょうか?

二人きりで会話が続かないケース

次に、会話が続かない状況について確認していきましょう。一口に「会話が続かない」と言っても、大まかに2つのケースに分けられます。

特定の誰かと長く付き合っていくうえで無理なく話をできるようになりたい

まずは、好きな人や恋人など、明確に「この人と親密になりたい」というケースです。食事やデートに誘いたいけれど、二人きりになったときのことを考えるとなかなか誘いづらい……という経験は誰にでもあるのではないでしょうか。

不特定多数の人と突発的に発生する会話をうまくこなしたい

特定の誰かと話したいわけではなく、ご近所づきあいや学校、職場などで円滑な人間関係を築いていくために、最低限のコミュニケーションスキルを身に着けたいという場合もあるでしょう。

今回ご紹介するものは、特定の人と親密に話したい場合にも、不特定多数の人とそつなく話したい場合にも、どちらでも効果のある方法です。

二人きりで会話が続かない人にありがちな誤解

次に、実際に会話が続くテクニックに入る前に、「会話が続くとはどういう状態か」をはっきりさせておきましょう。会話が続かない人はこの前提から誤解していることが多いので、要チェックです。

「会話が続く人」=「コミュニケーションがうまい人」ではない

まずは、「コミュニケーションスキル」と「会話を続けるスキル」を分けて考えることが大切です。コミュニケーションとは意思疎通のことで、「伝えたい内容があるときにそれを伝える能力」のことを指します。

そのため、会話が続くとか続かないとかは関係なく、きちんと伝えたいことを伝えられる人は「コミュニケーションがうまい人」と言うことができます。

それに対して「会話を続けるスキル」は、伝えたい内容は関係なく「会話が続いている状態でさえあればいい」のです。そのため、「一見会話は続いているけど中身がない会話」になっている可能性もあります。

「伝わる会話」と「続く会話」は違うということを押さえておきましょう。

まずは「会話が続く状態」を目指そう

コミュニケーションが苦手な人ほど、いきなり伝えようとしすぎて張り切ってしまいます。

しかし、そもそも会話が続かなければ伝えたいことも伝えづらくなってしまいますので、まずはコミュニケーションをうまく取りたいと思う前に、とにかく会話を続けられるようになることが重要です。

つまり、「伝える」のではなく「続ける」ことを目指すということ。無理なく会話を続けるためには、まずこの状態を自然と作れるようになることが大切です。そうして会話が続けられるようになれば、徐々に伝えたいことが自然と伝えられるようになっていきます。

というわけでこの記事では、コミュニケーションにおける初級編ともいえる、「会話をするために必要なスキル」について解説していきます。

二人きりで会話が続かないときの3つのテクニック

それではいよいよここからは、会話が続かない時のテクニックに関して、具体的に解説していきますよ。方法は、「そのまま返す」「相手を待つ」「話題の用意」の3つです。

①相手の話を「そのまま返す」

1つ目は、相手の話をそのまま返す、いわば「オウム返し」のテクニックです。自分から話すのが苦手という人も、これを覚えるだけで7割か8割くらいの会話がなんとかなります。具体的にどうするかというと、次のような感じです。

Aさんが相手、Bさんを自分としてご覧ください。

Aさん「今日は出張で静岡まで行ってきたんだよ」
Bさん「へえ。静岡まで行ってきたんですか」
Aさん「途中で渋滞に巻き込まれてね」
Bさん「はあ、渋滞に……」


以上です。「え、これだけでいいの?」と思われるかもしれませんが、これだけで大丈夫です。

むしろ「これしか返さない」というのがとても重要で、ここでBさんが「静岡まで行ってきたんですか」の後に「おいしいものは食べましたか?」なんて続けてしまうと、Aさんは「渋滞に巻き込まれて大変だった」という話がしたかったのに軌道修正しなくてはならなくなります。

そうなると出鼻をくじかれたAさんはいまいち気持ちよく話すことができず、結果的にお互い会話がぎくしゃくしてしまうんです。

だから、相手から話をしてくれたときにはなるべく邪魔をしないように、気持ちよく話をしてもらうためにあえて最小限のオウム返しをすることが大切です。くれぐれも「自分から質問しなくちゃ」なんて焦らないよう注意してくださいね。

②沈黙を恐れず「相手を待つ」

2つ目は、会話が途切れたと感じたときに慌てないこと。慌てて何か話題を探したりせずに、じっと相手を待つ余裕を持ちましょう。

具体的にどれぐらい待つかというと、目安としては10秒から20秒くらい。慣れていないととても長く感じると思いますが、この待つ姿勢がとても重要です。

なぜなら、あなたにとって会話が途切れたように感じていても、相手は今まさに話す話題をまとめている最中かもしれないから。そこであなたが慌てて話題を切り出してしまうと、相手もそれに対応するために慌ててしまいます。

それから、これはちょっとずるい考え方かもしれませんが、たいていの人はお話のプロではないので、あなたと同じように沈黙に対してどぎまぎするでしょう。するとやっぱりあなたと同じように、沈黙に耐えられず何かしら話題を見つけて話をしようとしてくれるので、これを利用しない手はありません。

慣れていない人なら、3秒から5秒くらいでそわそわし出すと思いますので、ぜひ相手を観察して「この人がんばって話題を探してるな~」と思ったら、遠慮なくそれにお任せしちゃいましょう。

ただし、いざというときの話題を何も用意せずに待つのもそれはそれで無責任です。次の項目で、いざというときの話題の用意も欠かさないようにしましょう。

③いざというときのための「答えやすい話題の用意」

3つ目は、いざというときのための話題を用意しておくこと。これ自体はよくある対処法ですが、ここで気を付けたいのが用意する話題の選び方です。

例えばよく定番としてあがる天気の話、あれはNGです。なぜかというと、答えが決まっていないから。どういうことかというと、「今日もいい天気ですね」に対する答えを普段から用意している人なんていない、ということです。

用意してなくても答えやすい話題だからいいのでは?と思われるかもしれませんが、実はそれが大問題。こちら側が答えを予想できないというのも致命的なんです。「今日は暑いですね~」と投げかけたあと、相手がどんな風に返してくるか想像つきますか?「暑いですね」と返されるのか、「そんなことないですよ」と返されるのか、はたまた「そうですか?」と聞き返されるかもしれません。それ以外の可能性もあり得ます。そんな不確定な話題はNGです。

だから手軽に話を弾ませたいなら、話題は「答えが決まってるもの」がベター。具体的にどんな話題が話しやすいかというと、洋服や食事の話なんかは、たいていの人の中に自然と答えが用意されているので話しやすいと言えるでしょう。

例えば「いつもどこで服を買っていますか?」という質問なら「こういうところで買っています」と事実を元に答えられますし、「いつもどこでご飯を食べていますか?」という質問には「だいたいコンビニで済ませちゃうんですよねー」と答えられますし、「昨日の夕飯はどこで何を食べましたか?」にしてしまえばさらに答えは絞り込まれます。

そのほかにも、「趣味はなんですか?」よりも「先週末はどんなふうに過ごしましたか?」のほうが答えやすいですよね。こんな風に「決まった答えにめがけて質問をする」ようにすると、お互いに無理なく会話しやすくなります。

それでいて、「先週末はどんなふうに過ごしましたか?」も「昨日の夕飯は何を食べましたか?」も、同じ人と何回でも使える話題です。こういう使い勝手の良い質問をいくつか用意しておくと、突然の二人きりの会話でもそう焦る心配はありません。

注意!「あなたの話」よりも「相手の話」に集中しよう

最後に、これは方法というよりも意識の問題ですが、会話するときには「あなたの話」をしようとしない意識も大切です。なぜなら、人は「自分の話」には興味がありますが、「他人の話」にはほとんど興味がないから。

たとえ夫婦や恋人、親しい友達であっても、延々と「知らない仕事の話」をされたら退屈になってしまいますよね。それが関係性の浅い間柄ならなおさら。あくまでも「相手の話」に集中することを忘れないようにしましょう。

さらに付け加えると、人は自分の話をするだけでとても気持ちがよくなります。どれくらい気持ちよくなるかというと、お金を払ってでも話を聞いてもらいたいくらい。一部の接客業が成立するのもそのためで、つまり「話を聞く」という行為は、それぐらい相手にとってメリットがあることなんです。

まとめ

以上、二人きりで会話が続かないときのテクニックをご紹介しました。最後に改めてまとめますので、二人きりで会話が続かないとお悩みの方は、ぜひ次の3点を意識してみてくださいね。

①相手の話を邪魔しないようにそのまま返す
②沈黙を恐れず相手を待つ余裕をもち、時には相手に委ねる
③いざというときのために誰でも答えやすい話題を用意する


そして、会話をスムーズに続けるためには「相手の話に集中して尊重する意識」が何よりも大切です。そうして、だんだんと会話することそのものへの苦手意識がなくなってくれば、自然に自分の話も織り交ぜられるようになるでしょう。

初めから張り切って自分の話をしすぎずに、ぜひ相手に気持ちよく話してもらうという意識を持ってみてくださいね。

あなたの今が、生きやすくなりますよう祈っています。

タイトルとURLをコピーしました