【経験者が教える】カウンセラーの選び方|相性が悪いと悩む方へ

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いざカウンセリングに通おうと思っても、何を基準に選んでいいものか、困ってしまいませんか?大きなカウンセリングルームがいいのか、フリーのカウンセラーがいいのか。最近では、電話・メール・ビデオ通話などカウンセリング方法もさまざまです。

そこで今回は、元うつ病でカウンセリングに通っていた経験のある妻の意見をもとに、あなたの状態や性格にあったカウンセラーの選び方を解説します。 これからカウンセリングを受けようとお考えの方はもちろん、何度か通ったけれどカウンセラーとの相性が悪いとお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

カウンセラー選びにこだわるメリット

カウンセラーは心の専門家ではありますが、すべての症状に対して万能なわけではありません。そのため選び方にこだわり、相性のよいカウンセラーを見つけるのは、心の問題の解決を目指すうえでとても大切なことです。

あまり適切な例えではありませんが、分かりやすさを優先してここでは仮にカウンセラーを医者、カウンセリングルームを病院と考えてみましょう。

例えばあなたが虫歯で苦しんでいるときに内科へ行っても、適切な処置をしてもらうことは難しいですよね。ある程度のアドバイスがもらえたとしてもそれは一般論の範疇であり、専門分野を理解している人ほど専門外のことについて多くを語りたがりません。

カウンセラーもこれに近いことが言えるので、あなたの症状にあったカウンセラーを選ぶことが、より確実な治療・矯正へと繋がるのです。

カウンセラーの選び方

それでは早速、カウンセラーの選び方を見ていきましょう。

カウンセラーは大きく分けて2種類

流派などによってカウンセリングの方法はさまざまですが、妻の経験上、2つのタイプに分けることができるそうです。あなたの志向に合わせて選びましょう。

提示タイプ:悩みや症状を診断・診察して治療法を提示するイメージ

提示タイプは比較的年代が高めのカウンセラーに多いタイプで、「きっとこうなのではないですか?」「こういうつもりだったのでは?」といったように、医療的に診断・診察する感覚で話を進めます

類型的な悩みや症状に当てはまる場合、非常にスムーズに答えまでたどり着ける可能性がある一方で、近年の複雑化した悩みに対してはちょっと心もとない印象です。

ただ、心理的に矯正を望むほどではないけれど、誰かに参考となる答えを提示してほしいとお考えの方には向いていると言えるかもしれません。

なおあくまでも目安ですが、ホームページなどを確認した際に、「あなたの悩みは○○が原因です」とはっきり言い切っているタイプのカウンセラーは、こちらに該当する可能性が高いと考えられます。

妻はこちらのタイプにはあまり合わなかったそうです。相性の問題と言うべきか、症状の問題と言うべきかは難しいですが、答えや価値観を押し付けられることに抵抗がある方は避けておいたほうがよいでしょう。

壁打ちタイプ:ひたすら話を聞いて相談者の中から答えを探っていくイメージ

壁打ちタイプは、近年主流のカウンセラーのスタイルです。できるだけカウンセラー自身の主観を入れずに、ひたすら相談者の話を聞きながら答えを探っていきます。

自分で考えたい方にはうってつけの方法ですが、一方で「カウンセラーに答えを求めている人」には不向きです。

壁打ちタイプのカウンセラーは、基本的にアドバイスをすることもありません。「すべてはあなた次第」というスタンスを崩すことはないので、カウンセラーからの積極的な介入を期待している方は避けた方がよいでしょう。

わたしがカウンセリングについて学んだ際も、この姿勢がカウンセラーの基本であると学びました。明快な答えを求めている場合には、コンサルタントなどに駆け込むというのも手かもしれませんね。

カウンセリング方法は目的に合わせて選ぶ

カウンセリングの方法もさまざまですので、こちらはいつどのような目的で利用するのかを考えて選んでみましょう。

対面:信頼性が高く選択肢も多い。予約の手間はかかるが相性の合う人を見つけやすい

対面でのカウンセリングが、いわゆる一般的なカウンセリングです。

カウンセラーは基本的にカウンセリングルームを用意して対面でのカウンセリングに備えていますので、予約の手間や価格の高さというデメリットはありますが、そのカウンセラーが提供する中でもっとも信頼感のあるサービスを受けられます。

また、対応するカウンセラーが多いということはそれだけ選択肢も豊富になりますので、あなたに合ったカウンセラーを選びやすいと言えるでしょう。

カウンセリングは一度始めると非常に時間がかかるものですので、とことん相性のよいカウンセラーを見極めるためには、やはり対面カウンセリングを前提として探すのがベターと言えます。

なお、ごく一部ではありますが、中には訪問カウンセリングを実施しているカウンセラー・カウンセリングルームもありますので、どうしても通うのが難しいという場合はそちらを検討してみてもよいかもしれません。

カウンセリングは治療ではなく矯正ですので、かかる時間は人や状態によってまちまちです。妻の場合、うつ病になってから「なんとかなったかな」と自覚できるようになるまで10年かかりました。これについての詳細は、記事後半でも解説します。

電話:精神的不安を抱えたとき「今すぐ話せる」という安心感

電話カウンセリングにも大きく2種類あり、予約が必要なものと不要なものとがあります。

予約が必要なものの場合、基本的には対面カウンセリングと方法は変わりませんが、外に出る必要がない分メイクをしなくてよいなどといったメリットがあります。

また、予約不要で「現在対応可能です」などステータスが表記されているタイプでは、精神的に不安になった瞬間に話すことができるので、非常に安心感があると言えるでしょう。

電話カウンセリングは、excite.お悩み相談室ココナラの悩み相談・カウンセリングの電話相談などがとても充実しているので、お探しの際はこの辺りを参考にしてみてください。

ただし、電話カウンセリングはいざ話し出すと時間を忘れて話してしまいがちです。予約時間の決まってる場合と違いついつい長く話してしまうことも考えられますので、頼りすぎには注意しましょう。

メール:心のメンテナンスにぴったり。中には月額固定で回数無制限のものも

メールカウンセリングは、本格的に精神的に落ち込んでいる場合にはそもそも書く気力も湧かないものですが、そうならないための予防といった観点から心のメンテナンスとして利用するのにはぴったりのサービスです。

その他のカウンセリングに比べて価格もお手頃なものが多く、中には月額料金固定で回数無制限で利用できるというものもあります。

対応しているカウンセリングルームは多くないので選択肢は限られますが、「カウンセリングなんてちょっと大げさかな……」と考えている人にこそ使ってみてほしいですね。

まだまだ数の少ないメールカウンセリングですが、その中でも安心しておすすめできるのはcotreeのパートナー・プログラムです。興味のある方はぜひ一度確認してみてください。

ビデオ通話:対面と同じ効果を、自宅で気軽に得られる可能性も

ビデオ通話は、提供元のサービスによっても大きく異なりますが、大まかなイメージは「オンライン上で対面カウンセリングを行うようなもの」です。

そのため、カウンセリングルームに通うことなく対面カウンセリングと同じ効果を得られる可能性もあります。

ビデオ通話などに普段から慣れていないとなかなか信頼しづらいところかもしれませんが、通いやすさを重視するなら断然ビデオ通話がおすすめですね。

妻いわく、「相談者自身に抵抗がないなら全然アリだと思う」とのこと。かくいう妻は、あまりビデオ通話に慣れていなかったこともあり対面カウンセリングを利用していました。これに関しては好みの問題が大きいですね。

相談者ひとりで受けるか、関係者といっしょに受けるか

カウンセリングを相談者1人で受けるか、関係者といっしょに受けるかは、悩みの内容や相談者自身の気持ちによるところが大きいです。

夫婦間での悩み相談、親子間での悩み相談など、悩みの原因に明らかにその人が関わっていると思われる場合には、関係者といっしょにカウンセリングすることを勧められることもあります。

一方でカウンセラーによっては、関係者といっしょでは本音を話すことが難しいだろうから絶対に1人で来るように、と指示する場合も。

どちらのほうがよいと言うことはできませんが、カウンセラーとの相性を見極めるひとつの目安としてみてください。

妻も親子でカウンセリングを受けたことがあったのですが、そのときはやはり話しづらさを感じたそうです。

「良い」「悪い」ではなく「合う」「合わない」と考える

手っ取り早くよいカウンセラーを知りたい、と言う方もいるかもしれませんが、基本的には良い悪いではなく、「合う」「合わない」と考えた方が、自分にとってよりよいカウンセラーを選びやすくなります

確かに中には、「根本的にカウンセラーとしてどうなのだろう?」という姿勢の方もいます。しかし、それでも相談者よりも心理や精神について詳しいことは確かです。

それをあまり知識がない段階で「この人は悪いカウンセラーだ」と評価してしまうのは、あまりよいことではありません。カウンセリングにおいて思考を矯正していく過程では、謙虚に受け入れることも必要です。

カウンセラーを見極めるためにカウンセリングを勉強するのも一手

もしも本当によいカウンセラーに出会いたいと望むなら、少し遠回りをしてあなた自身がカウンセリングについて学ぶというのもひとつの手です。

すでに何度かカウンセリングを体験したことのある方ならば、学ぶことではじめて「なぜカウンセラーがそのように言ったのか」を理解できるかもしれません。

本を読んだり、あるいは通信制の資格取得を目指すなどしてもよいですが、まずはネットで検索して記事を読み漁ってみるだけでも十分です。

興味のある方は、こちらの記事などにも目を通してみてください。


注意点:カウンセリングは特効薬ではなく矯正

カウンセリングは、特効薬ではなく矯正です。あなたがもし今20歳なら、20年間かけて築いてきたものを、いったん分解して再構築したり、あるいは少しずれているものを矯正するといった作業になります。

そのため、とてもとても時間がかかるものです。先述した通り、妻もうつ病から立ち直って「なんとかなった」と思えるまでに10年かかっています。

また、この「なんとかなった」という状態も、「二度とうつにならない」という自信がついたといった意味ではなく、「なりかけたときに自分で判断することができる。きちんと逃げられるようになった」といった意味合いです。

カウンセリングを検討する際はその点を間違えないように、というのと、また矯正には長い時間がかかるからこそまずはお試し感覚で受けてみるのもアリ、と考えることもできます。

1回や2回で効果がでるようなものではありませんし、矯正していく過程では感情をさらけ出すことにもなります。ぜひ、評判などを頼りに選ぶのではなく、あなた自身の感性でもって選ぶようにしてください。

まとめ

今回は、カウンセリングに通っていた経験のある妻の意見を踏まえて、カウンセラーの選び方について解説しました。

カウンセリングは特効薬ではなく矯正・リハビリの類ですので、よくもわるくも相談者次第で結果が変わります。あなた自身が選ぶ際にはもちろんですが、あなたがもし周囲の人にカウンセリングを勧めようとしている場合は、それによってその人が本意でないカウンセリングを受けることのないよう注意してください。

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